菌ちゃん農法との出会い
2022年6月から生ごみコンポスト生活をはじめて、なんとなく微生物っていい存在という感覚で家庭菜園を取り組んでいました。
2024年夏、菌ちゃん先生こと吉田俊道先生の書かれた本と出会いましたが、この方法を実践しなかったんです。なぜなら、当時のわたしは「家庭から出る生ごみを利用したい」と思っていたから。
菌ちゃん農法の無農薬栽培は刈草や落ち葉、竹など有機物を使った方法であって、身の回りにはそんな有機物ないし、時間もかかる。生ごみを使う方法は漬物のように発酵させる方法でしたので、コンポストを活用しえいるわたしには合わないと思っていました。
ですが、2025年の夏に改めて図書館で菌ちゃん農法を借りてきました。
その年は雨が少なく、とても暑い夏でした。畑やプランターで野菜を中心に育てていた植物たちへのお水やりが大変でした。
この暑い夏を有効活用したい!と思い、育ちの悪い植物達に見切りをつけて、古土をシートへ広げ、日光消毒させました。消毒させた大量の土をどこに収納しようかと悩んでいた時にふと菌ちゃん農法を思い出したのです。
今は暑いしプランター増やしたくないし、時間をかけて古土を有効活用したらいいんじゃない?✨️と夏の庭仕事に嫌気がさしていたわたしの気持ちが上がったのを今でも覚えています。
菌ちゃん農法を学びながら実践
そこからは、本を読んだり、YouTubeで菌ちゃん農法を検索しては動画をひたすら見たり聞いたりしていました。本や動画で学んだことをまとめていきたいと思います。(後に、オンライン講座を受講してより鮮度の高い情報を得ることが出来ました。)
菌ちゃん農法は糸状菌ファースト
菌ちゃん先生(吉田俊道先生)は生ごみを使った農法も本にまとめておられたりと菌について研究を尽くされています。
その菌ちゃん先生が元気な無農薬野菜をつくるには糸状菌を生かすことが大事だと仰られています。
多くの方が「糸状菌とはなんぞや?」となると思います。わたしもそうでした。
糸状菌とは菌類の一種で、細長い糸状の菌糸で構成される微生物の総称
糸状菌が食べる(分解する)ものは木や落ち葉、固い刈草、竹、もみ殻など
動画の中で、菌ちゃん先生が「やがて束になってキノコになる」と仰っていました。ということはキノコの赤ちゃんみたいなものかな?と思いハッとしました。
わたしは登山が趣味でよく山へ訪れるのですが、山で見かけるキノコは倒木(死んでいる木)にしか生えていないんです。

立ち枯れた木に大きなキノコ
実際に見た経験と重なり、とても理解が早かったです。
理解したらとにかく実践したくなる!その前に糸状菌ちゃんを集めるには、糸状菌ちゃんの好きなもの(エサ)を理解する必要がありますよね!
糸状菌ちゃんのエサになるもの
炭素分が多い有機物が糸状菌のエサになります。これなら庭にありそう!近くの公園にあるかも!?と意識してみて下さいね。
・刈草
セイタカアワダチソウなどの大型雑草や、ねこじゃらしのようなイネ科の葉がツンツンした固い雑草を数ヶ月野ざらしにしたもの。
・もみ殻
窒素分が少なく、炭素分が多いうえに、空気をよく含むので糸状菌が増えやすい。新鮮なものはお水をはじいてしまうそうで、半年ほど雨ざらしにしてから使う。表面に白く糸状菌が付着しているとベスト。
・竹
糸状菌が付きやすい。鉄など微量要素にも富む。野ざらしにしたものはもちろん、竹については切ったものをすぐエサにできるとのこと。その際は1〜10cmほど細かくして使う。
・落ち葉
落ちたばかりのものよりも数ヶ月野ざらしにした黒くなった落ち葉が最高とよく動画でも紹介されています。山道の溝にたまっているような落ち葉はすでに糸状菌が付いていることもあるのでエサに使いやすい。
・木
長さ3〜5cmほどのチップ状になったものが便利。切ってから数ヶ月野ざらしにして、糸状菌が付き始めたものだとよりよい。
・繊維くず
着古した衣服。ただし天然繊維100%のものを使う。(綿や麻、ウールなど)

えー!こんなものも食べるのか?!と驚きましたが、天然繊維は元を辿れば植物ですもんね。菌ちゃん農法ってこういう気づきがあって楽しいです♪
菌ちゃん(糸状菌)のエサ集め
エサが分かったところでエサ集めが始まりました。わが家では、家庭菜園やガーデニングで出るの残渣、駐車場にはえているツンツンした葉の雑草、落ち葉、もみ殻、使い古したインナーが使えそうでした。
どれも一旦雨ざらしにするので、早めに集めて数ヶ月雨ざらしにしました。
菌ちゃん農法実践中!2025.8
こちらはリアルタイムに更新している記事となります。2025年8月現在はこのエサ集めをしている段階です。
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