こんにちは、マリコットです。
スーパーで買ったミニトマトの種の栽培と収穫記録をシェアしたいと思います。
ある日、スーパーで買ったミニトマトがとても美味しかったんです。
「これ、また食べたいなぁ」「お庭で育ったら、もっと嬉しいかも♪」
そんな好奇心から始まった、タネから育てるミニトマトの記録です。
お金をかけずに、手間も楽しみながら。
自分の手で育てたトマトには、買ったものとは比べものにならない愛しさがありました。
そんな育てる過程と、ちいさな感動をまとめてみました。
種はスーパーで購入したキャロルスターという品種のミニトマトです。
スーパーで買ったミニトマトの種をとってみた

品種はキャロルスター
ミニトマトをカットしてゼリー状の部分に種は包まれています。
こぼさないように水でやさしく洗いました。
水気を取って、キッチンペーパーの上で乾燥させたあと、
わたしは“自分の体温”で発芽させる「めんどり栽芽法」で発芽させました。

洗ってキッチンペーパーの上で乾かす(朝)

夕方にはカラカラになります。

すっかり乾燥したので新しいキッチンペーパーへお引越し
方法はとっても簡単で、湿らせたキッチンペーパーに種を挟み、
チャック付きのビニール袋に入れて、服のポケットにそっと忍ばせておくだけ。
種が呼吸できるようにチャックは少し開けておきます。
体温でじんわり温まって、数日すると、種の先がぷっくりしてきました。

発根したミニトマト 可愛い!
「…あ!出てきた!」
小さな命が動き出した瞬間に、思わず声をあげてしまいました。
発根を確認したら土へ

2025.3.22 発根したので土へ
発根した種は、軽く湿らせた培養土に優しく植えました。
昔ホームセンターで購入した小さな育苗トレーと園芸用の土(ナフコの基本の土)。
特別なものは使っていません。

20253.25 発芽してくれました!
土へ埋めて3日後、可愛い双葉が出て一安心。
発芽したら日当たりのいい場所に置いて、徒長しないように気を付けました。
小さな双葉が出ると愛おしさも倍増です。
この時期は冷え込みがきつかったので、朝から夕方で外の日当たりのいい所に置いて、夜は室内で管理しました。

2025.4.9 土へ埋めて2周間で本葉が出てきました!
土へ埋めて約2週間で本葉が見えてきました。
同時に「そろそろ植え替えないと窮屈かな?」と、次のステップへ。
牛乳パックで簡単エコプランター
次に活躍したのは、使い終わった牛乳パック!
上部をカットして、底にキリなどで穴を開ければ即席プランターの完成です。
自分の好きな深さで作ることもできますし、カットした部分を活用して仕切りも作れます。
プランター代わりにすることで、ごみも減らせてちょっとしたエコ気分。
育てながら環境にもやさしいことができるのは、なんだか嬉しいですね。

牛乳パックで作るプランター

野菜ジュースのパックでもOK。
内側がアルミ加工されているものだと保温効果も◎

2025.4.20 発根からひと月でトマトらしい姿に
植え替えた苗はしっかりと育ってくれて、ぐんぐん成長しました。
その後、初めての異変に気が付きます。
葉っぱの表面に黒い点々が出るようになりました。
病気なのか、低温・過湿による「生理障害」によるものなのかはハッキリわからないので、
もし病気であれば他の子に移らないようにカットしました。

2025.4.23 黒い点々が出てきました

カットしました
葉が少なくなって心配でしたが、しっかりとお日様に当てました。

2025.4.26 芽出し中のさつまいもと一緒に日向ぼっこ
さらに成長!ポリポットへ引っ越し

2025.4.28 植え替え
牛乳パックの中で葉が重なるようになってきたので、次はひとつひとつポリポットへ植え替えることにしました。

牛乳パックだと植え替えも楽です♪

根がちゃんと張ってました
根のスペースが広がって、さらにぐんと大きくなれるはずです。
使用した肥料は生ごみコンポストの堆肥とナフコの基本の土、赤玉土です。
トマトは肥料をたくさん入れないほうが実が収穫できるそうで、堆肥は控えめにしています。

トマトの肥料過多は、葉や茎ばかりが茂り、実つきが悪くなる原因となるそう。
特に窒素過多に注意が必要です。葉の色が濃く、内側に巻いている場合は窒素過多のサインです。

生ゴミコンポスト堆肥+基本の土+赤玉

お引越し完了〜♪
ここまで成長したので外で管理しました。

2025.5.12 発芽して約7週間後 植え替えて約2週間後
またこのタイミングで黒い点々を発見しました。前回と同様広がらないようにカットします。
外管理に慣れずに、生理障害の可能性が高いです。

2025.5.12 また黒い点々発見
この栽培中、初めての虫さん被害に遭いました。テントウムシダマシというテントウムシによく似た虫です。葉をかじってるところを見つけたので遠くの雑草エリアに移動してもらいました。
同時期近くのプランターでじゃがいもを育てていたので、テントウムシダマシが寄ってきたのかな?と思いました。

2025.5.13 初めての虫被害(テントウムシダマシ)
かじられた跡はこんな感じ。
「テントウムシダマシ」とは、家庭菜園やガーデニングの分野で呼ばれている草食テントウムシの通称で、学術的・分類学的に使用されている名ではありません。正しくはマダラテントウ類(エピラクナ属)のうち、農業上で問題となる「オオニジュウヤホシテントウ群」と「ニジュウヤホシテントウ」の2つを指します。オオニジュウヤホシテントウとニジュウヤホシテントウの分布は、おおむね南北や標高で分かれており、オオニジュウヤホシテントウは気温が低い地域で多く見られますが、両種が混発する地域もあります。小さな被害はありましたが、虫除けネットや農薬などは使わずに順調に育ってくれました。「となりのカインズさんより引用」
このように小さな被害はありましたが、問題なく育ってくれました。虫対策に使用したのは自分で作っている「酢+にんにく+とうがらしスプレー」と「ニームスプレー」です。
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花が咲いたら定植!あんどん支柱で収穫量アップ

2025.5.26 花が咲いた!
ミニトマトの定植時期はお花が咲いたころと聞いていたので、花が確認できたと同時にプランターと畑へ定植しました。

あんな小さな種がこんな立派な苗になるなんて…感動!

根っこも這ってる
プランターは生ごみコンポスト堆肥+古土(日光に当てた)+もみ殻+赤玉(中粒)を使いました。
肥料過多になり過ぎず、水はけのよい土を心がけました。
しっかり支柱を立てて、風で倒れないように注意。
プランターにはあんどん支柱を使ってクルクル這わせて収穫量を増やすようにしてみました。
…ぷっくりとした実の赤ちゃんが!✨あと少しですね。

2025.6.5
実が色づき、ついに初収穫
最初に収穫できたのは7月3日。
たった一粒のタネから育ったトマトが、わたしの手の中に。
みずみずしくて、甘みがあり美味しいかったです♪
収穫したトマトは、そのままパクッと食べたり、お弁当のおかずにしたり。
この夏はトマトを購入しなくて良さそうです。
まとめ 〜種ひとつから、暮らしがちょっと豊かに〜
※現在まだ収穫中で収穫が終わるまで更新を続けます。
今回の体験を通して、「種から育てる」って、改めて楽しい!と実感しました。
・種からでも美味しく収穫できる!
・肥料は控えめで、通気性のいい土がよい
・畑でも暑い夏は水やり必須
・我が家の場合はプランターが適している(畑より涼しい)
・あんどん仕立てが収穫量が多かった
何より、お金をかけずに、
身近なもので楽しむ“ちょっとした工夫”が暮らしをもっと心地よくしてくれました。
もし、プチトマトを食べたときに「おいしい!」と思ったら、
ぜひそのタネを、ひと粒だけでも育ててみてください。
きっと、心が明るくなる体験が待っていますよ🍅
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